(前編)セラケア 祝・1周年!! 

<セラケアがOPENから1周年に至るまで(前編)>

 

いつもありがとうございます。セラケア代表の西拓真です。遅ればせながらセラケアがOPENしてから一周年を迎えたことをご報告させていただきます。

すでにInstagramではご利用者様や職員の一年の軌跡を辿る動画を添えて発信させてもらいました。色々な方々からお祝いのお言葉や激励のお言葉をいただき、職員一同とても感激しております。驚くべきことに、おかげさまでセラケアは12か月連続で売上を伸ばし、利用者様のご利用実績は160名を超えております。毎月10名以上の方が新規で来てくれているということになります。

 

セラケアの代表を務める私から、このセラケア1周年に至るまでをどの様な思いで過ごしてきたか、長くなるので分割してここに記させていただきます。できればセラケアに関係する人だけでなく、介護の道を志す人、介護従事者、医療関係者、ご利用者様・ご家族様に一目読んでいただければ幸いです。

 

<セラケア開業までの苦難の道のり>

セラケアを開業したいと思い至ったのが遡ること3年前でした。自分はまだ子供が生まれたばかりで、そんな時期に起業を考えるなんてどうかしていると今なら思います。しかし、その時は「自分の子供に胸を張れる仕事がしたい」と思い、頭の中で漠然と考えていた「半日型の入浴特化型のデイサービス」の起業を発案しました。なぜ、入浴特化型のデイサービスが世に必要とされていると感じていたかというと、僕がこれまでに長くデイサービスに携わり、多くの利用者様と関わってきた経験の中で実際に見て聞いたご利用者様やそのご家族のニーズによるところが大きいです。

 

しかし、おそらくどの企業も入浴特化型の半日デイサービスはニーズがあることは分かっていると思います。

なぜそこに踏み切る企業が少ないのかというと、それには 大きな理由が3つあると考えています。

1つ目は入浴と送迎、記録、申し送りなどの業務が2回転になることと、膨大な書類業務などを含めた煩雑なオペレーションです。

2つ目は2回転になるということはその分通常の2倍のご利用者様を集めなければいけないので、集客がとても大変ということです。

そして3つ目は浴室の設備費や入浴に係る人件費が多くかかるなど、単純に資金が多く必要なのです。

 

3つ目の資金問題については、家族の支援が無ければ早速破綻していたと思います。実業家である双子の兄かずのすけや、のちにセラケアを建てることになる農地を所有している父の存在が助けになり、金融機関から多額の資金を融資してもらうことに成功しました。いや、成功と言いましたが、この融資も簡単なものでは無かったのです。

 

なぜならコロナやウッドショックによる価格高騰の真っただ中、初期の構想よりも次第に建築資金が膨れ上がったため、最初に話を持って行った銀行には融資を断られてしまったのです。

 

今でも忘れないのですが、「あなたは介護事業を経営したことも無い。医者でも無い。デイサービスはどこも利用者獲得に苦慮しています。今、実績のない方のデイサービスの起業に融資をする金融機関は無いでしょう。」と言われたのです。

 

僕は自分が立ち上げる「セラケア」には当然利用者さんに来てもらえるという自信がありましたが、この言葉で一度どん底まで蹴落とされたのです。

 

しかし、下を向いていてはいけません。家族の支えもあり、前を向いてプランを練り直し、2つ目の金融機関に話を持っていきました。

そこは地元の信用金庫だったので、担当の方は本当に親身に話を聞いてくれました。

その方の言葉は心温まるものでした。「確かに今、どこもデイサービスは業績が悪く、上層部は融資には乗り気ではないです。ですが、拓真さんの経験と思いに僕はかけてみたい。『半日でお風呂に入って帰りたい。』『温泉に行くのが趣味だったけどもう行けない。』『お風呂に入るだけで一日居て、高い利用料を払うのは嫌。』拓真さんが直接現場に立って聞いた利用者の言葉が、そこに新しいニーズがあるということを表しています。僕にまかせてください!」

そして僕のセラケアにかける思いや社会貢献性にかけて、融資を決めてくれたのです。今でもその担当者の方には感謝の気持ちしかありません。

 

そこで話が一気に進み、2024年7月1日にセラケアは完成したのです。

あの時、融資を断られた銀行の言葉「今、新規のデイサービスには利用者が来ない」という前評判を覆し、セラケアは1年間で160人もの方がご利用する人気のデイサービスになったのです。

 

しかし、ただお風呂に入れて半日で帰れるというだけで、ご利用者様から選ばれるデイサービスにはなれません。

 

後半ではセラケアを成長させてくれたご利用者様たちとのエピソードをご紹介したいと思います。(続く)

 

■セラケア代表 西拓真(作業療法士)